いろいろな形のボトルに入ったハーバリウム。
透明感があってとても綺麗ですよね。
でも実際オイルを入れて飾っておくと、花材の色落ちなども気になるところですよね。
今回はハーバリウムの寿命はどれくらいあって、少しでも長持ちさせるためにはどのようにしたらいいのかをまとめました。
POINT
・ハーバリウムとは
・気になる寿命
・ハーバリウムオイルの違い
・少しでも長持ちさせるコツ
ハーバリウムとは
植物標本
ハーバリウム(Herbarium)は、お花を瓶などの中にオイルと共に入れて、インテリアとして使用することができるようにしたものです。
透明感があり、通常のフラワーアレンジメントよりも気軽に飾って置けることからおうちのインテリアやギフトなどとして話題になりました。
お手入れが不要で、場所もそんなに取らずに飾れるという点もうれしいですよね。
フラワーアレンジメントは作っていないが、ハーバリウムは作っているというハンドメイド作家さんもとても多いですよね。
初めての方でも手軽に作れるという点も、ハーバリウムの良さなのかなと思います。
ハーバリウムの寿命
ハーバリウムが綺麗に見られる期間とは一般的に半年~1年程度と言われています。
永久的にずっと見続けられるものではありません。
場合によってはもっと短い期間で劣化してしまうというケースもあります。
目安としては
・花材の変色や劣化
・オイルの変色
などがあげられます。
花材は、着色されているものも多くあるので、オイルに色がうつってしまうことも多くあります。
劣化の要素となるもの
・瓶が清潔ではない
・花材本来の持つ特色が原因となる
・直射日光のあたる場所に長時間飾っておく
・使用するオイル
などがあげられます。
正しい方法で作られなかったハーバリウムは劣化を速める原因となるので注意が必要です。
長持ちさせるためにできること
最近ではハーバリウムのボトルや花材の一部などは100均などでも取り扱いがあり、より手軽に楽しめるようになりましたよね。
そんなハーバリウムですが、どのくらい持つのか長持ちさせるためにはどのようなことが必要なのかについて、作る際の気を付けるポイントと飾る際に気を付けるポイントに分けてまとめました。
作る際に気を付けること
①清潔な瓶を使う
ハーバリウムを製作するときに、まず初めにすることは瓶を綺麗に洗っておくことです。
今は、比較的綺麗な状態で販売されていることもありますが、使用する前に必ず洗浄しておきます。
これをしておかないと、雑菌でカビの原因になったり、すぐに劣化してしまったりすることに繋がります。
また、ハーバリウムの見栄えも変わってきます。
洗浄方法 例
・煮沸洗浄する
・キッチンハイターに付ける
・消毒用エタノールを使用する
などがあげられます。
これらをした後に自然乾燥しておきます。
②オイルをしっかり選ぶ
ハーバリウムオイルには2種類のものがあります。
安さで選ぶのではなく、少しでも長く綺麗さを保てるものを選ぶことが大切です。
オイルによって、色抜けしてしまったり、色移りがしやすかったりするものがあるので、その点も注意が必要です。
③特徴を踏まえて花材を選ぶ
ハーバリウムに使える花材は、プリザーブドフラワーやドライフラワーです。
しかし、花材によって着色方法は様々です。
製作前に花材選びについても考える必要があります。
ドライフラワー、プリザーブドフラワーに限らず、人工的に着色されているものの色落ちや色移りに気を付ける必要があります。
その他には、水分が入っていないかも気を付けましょう。
飾るときに気を付けること
ハーバリウムを飾る場所にも気を付けるポイントがあります。
POINT
① 直射日光を避ける
⇒ドライフラワーやプリザーブドフラワーは直射日光に弱い性質があります。
そのため、ハーバリウムでも同じように直射日光を避けて飾ります。
② 火気厳禁
⇒オイルを使用しているため、火のそばには置かないようにします。
③ 落下には注意する
⇒現在ではプラスチック製のボトルを使用しているというものもありますが、ガラスボトルを使用している場合は落下してガラスが割れてしまうと大変ですよね。
なので、落下に関しても注意が必要です。
まとめ
ハーバリウムは製作時から飾るときまで、気を付けるポイントがあります。
購入する際やハーバリウムを作る際にはその点を注意しながら、少しでも長く楽しんでおうちを華やかにできたらいいですね。
気を付けていてもハーバリウムの劣化は止められない部分はありますが、ポイントを踏まえてぜひハーバリウムを楽しんでくださいね。