ハンドメイド作家&講師になりたい!フラワー資格は必要?メリットデメリットまとめ

ハンドメイド作家&講師になりたい!フラワー資格は必要?メリットデメリットまとめ

最近は、生花だけではなくてプリザーブドフラワーやドライフラワーなどが出てきて、ハンドメイド作家になってお花の製作や販売をしてみたいなと思う方も少なくはないと思います。

活動していく中で、

【いろいろな協会のいろいろな資格があるけど、取得した方がいいのかな?】

と迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

私もそのうちの一人でした。

今回は、迷っている方にとって少しでも参考になればと思い、体験談を交えながら私なりの考えをブログにまとめたいと思います。

資格を取ろうと思ったきっかけ

数年、ハンドメイド作家としてプリザーブドフラワーのアレンジメントやハーバリウム、アクセサリーの製作を行いながら活動してきました。

その中で、フラワー作家は資格をもっている方も多かったり、サロンをされている方も多くて、『私も資格がほしいな』とぼんやりと思っていました。

ただ当時は、まだ夢うつつというか、はっきりとした構想もなく、明確が理由があまりなかったようにも思います。

それがはっきりと現実的に考えるようになったきっかけが【フラワー教室の開講をしたい】と思ったことでした。

人に物事を教える立場であるということは、とても責任があります。

そこで、改めてお花関係の資格取得を考え、現在は4つの協会のディプロマや複数の商品のライセンスをとって活動しています。

フラワー資格の種類

フラワー資格の種類は、多様にあります。

例えば生花を扱いたいのか、プリザーブドフラワーを扱いたいのかではまた大きく異なります。

日本唯一の国家資格フラワー装飾技能士などもありますが、今回は、生花を除いた資格でお話できたらと思います。

種類別のフラワー資格

どういうことかというと

・プリザーブドフラワーの資格

・ハーバリウムの資格

などのことです。

私は現在、プリザーブドフラワー・ハーバリウム・クリスタルアートリウム・インアリウムの大きくわけて4つの協会の資格を取得しています。

各協会のルールにのっとった上で、講師(もしくは資格保有者)として幅広く活動することができます。

商品ごとのライセンス

こちらは、様々な講師の先生方が考案された商品を製作販売するためのライセンスです。

当店で例えるならば、ハーバリウムオートディスペンサーやクリアボトル、ハーバリウムアトマイザーなどがあげられます。

レシピを購入して、許可をもらって、各ショップのオリジナリティーを出しながら販売やレッスンなどを行うことができます。

中には、各教室でのディプロマレッスンが許可されている場合もあります。

資格を取得するメリット・デメリット

ハンドメイド作家として活動するにおいて、資格は必ずしも必要というわけではありません。

また、資格を取得しているからと言って必ずレッスンを開講しなければいけないということもありません。

ハンドメイド作家は、資格がなくても製作や販売をしていくことが可能です。

それを踏まえた上で、私が思うメリットデメリットをまとめてみました。

メリット

《種類別のフラワー資格の場合》

・花材や資材が卸価格で購入できる

プリザーブドフラワーやハーバリウムなどの協会から出ているディプロマ証を提出することによって、様々な問屋さんから仕入をすることが可能になります。

※お店によって異なりますので、事前に確認してください。

お花は、仕入も本当に大変ですよね。

資格取得にもお金がかかりますが、長期的に考えたときに通常よりも安く仕入ができるので、お客様に提供できるお花の種類も増やすことができます。

講師限定資材が購入できる

例えば、クリスタルアートリウムは講師になるとクリスタルアートリウムオイルを協会から購入できるようになります。

各協会によって異なりますが、資材などの販売をしているところもあります。

・講師として活動できる幅が広がる

ワークショップをするとき、講師資格を求められる場合もたまにあります。

また、講師資格を求められない場合であっても、初めてのご依頼先に説明しやすいです。

・新たな学びがあり、経験値が上がる

・肩書に書ける

《商品ごとのライセンスの場合》

・活動や製作の幅が広がる

上記の種類別のフラワー資格と同じ部分もあるので、省略させていただきます。

デメリット

・お金がかかる

商品ライセンスは数千円から数万円まで幅広くあります。

レッスンの受講やキット込のもの、レシピだけのものなど内容も様々なので、差が大きい場合もあります。

種類別の資格の場合は、数万円からがとても多いです。

そのため、金額がちょっと気になるところではありますよね。

・活動に制限がかけられることがある

よくあるのが、オンラインレッスンの禁止などでしょうか。

資格を取得せずフリーで活動していた場合は、できたことも一部制限がかかってしまうこともあります。

また各協会のルールは厳守しなければいけません。

資格を取得した先にある未来を考える

資格取得を迷っている方は、ぜひその先にある未来を考えてほしいなと思います。

ディプロマを取得することによって、どうなっていきたいのか、何をしたいのか、明確に決めて置くことで、本当にその資格が必要なのか答えが出せるのかなと思います。

せっかく資格を取っても、使わなかったり、あまり好きになれなかったら意味がないですよね。

様々な資格があるからこそ、ゆっくりじっくり考えてみてくださいね。

もし迷っていたら、体験レッスンなどをご自身で受講してみるといいのかなと思います。

大切なのは個性とバランス

そして忘れてはいけないのは【個性】です。

どんなに素晴らしい資格でも個性がなくなってしまうのは、ちょっと違うのかなと思います。

特に商品ごとのライセンスの場合は、自分以外にもたくさんの作家さんが同じものを作っています。

そのため、同じライセンスでも個性やショップ独自の魅力のようなものがあったら、さらに特別感が出るように思いますし、私自身も常に考えながら活動しています。

このことを考えると、やはりすべてをライセンスが必要なもので埋め尽くすより、自ら考えてショップオリジナルを考案するのも大切なことだと改めて気づかされますよね。

資格取得には、バランスも大切だと思います。

かたちや肩書だけにとらわれるのではなくて、ハンドメイドが楽しい!と思えるような活動がやはり一番です。

ショップのコンセプトやポリシーなどに準じて、

この資格ならより一層パワーアップできそう

お客様に楽しんでいただけそう

私はこれが好き!!

というものを選ばれると良いのかなと思います。

まとめ

資格を取る前に考えること

  • その資格は、本当に必要だと思えるものですか?
  • その資格をとることで、よりよい未来がありますか?
  • その資格について、しっかり学びましたか?
  • その資格は、あなたが大好きだと思えるものですか?
  • その資格は、お客様にもワクワクしてもらえるものですか?

今回は、資格取得において私が思うことをまとめてみました。

必要と思うか、いらないと思うかは、それぞれの活動や考え方によって大きく変わってきます。

私も資格取得をした際に、失敗したことももちろんあります。

改めて考えてみたり、活動したりしたときに、ちょっと違うかもと思ったことも正直あります。

でも、未来を考えて心底ほしくてとった資格って、私も大好きな資格であって、なくてはならないものもあったりします。

もちろん、資格をもっていなくても活躍されている作家さんもたくさんいらっしゃいます。

作家さん自身が楽しく活動できれば、きっとお客様にも楽しんでいただけるはずです。

資格取得をご検討されている方は、一度立ち止まってゆっくりと考えて決めてほしいなと思います。

当サロンで行っている資格取得についても、お悩み相談OKですので、お気軽にご連絡ください。

ハンドメイド作家、講師としての活動が楽しくできることを願っています。

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