プリザーブドフラワーとドライフラワー。
どちらがどう違って、贈り物をする際どちらを選んだら良いのか迷う方も少なくはないと思います。
今回は、そのふたつの違いや特徴、綺麗に楽しめる期間と選び方について、記事にまとめました。
これからギフトを選びをする方の参考になればうれしいです。
フラワーギフトの種類
当店で扱っているお花は、プリザーブドフラワーとドライフラワーがメインです。
それぞれがどのように異なるのか、簡単に説明いたします。
プリザーブドフラワーとは
《特徴》
・本物のお花を長期間楽しめるように加工したもの。
特殊な液体を使用して、脱色と着色行います。
直接壁などに当たってしまうと、着色剤がついてしまうことがあるので注意。
壁や衣類などに一度ついてしまったものは、落ちません。
・柔らかく繊細な手触りです
同じ花材でもプリザーブドフラワーとドライフラワーでは、質感が大きく異なります。
・2液性レジンでは使用できないことがほとんどです。
(ダイヤモンドクロックなど)
《お花がもつ期間》
飾る場所などにもよりますが、1~2年もしくはそれ以上の期間、美しい状態をお楽しみいただけます。
《価格》
ドライフラワーに比べると高価です。
ドライフラワーとは
《特徴》
・お花を乾燥させたもの。
最近はご自宅でもドライフラワー作りを楽しまれている方も多くいらっしゃいますね。
・パリッと硬い質感です。
花材によっては、お花がポロポロと取れやすいものも多いです。
《お花がもつ期間》
数ヶ月~半年、1年程度は、綺麗な状態でお楽しみいただけます。
《価格》
お花の種類にもよりますが、プリザーブドフラワーより安価のものが多いです。
しかし、ドライフラワーも様々な種類がありますので、プリザーブドフラワーと同等もしはそれ以上の価格となる場合もあります。
その後はどうなるの?保存の仕方は?
こちらの質問は、時々お客様からいただくのですが
お花が楽しめる期間はわかったけど、それ以降は飾れないの?
いいえ!そうではありません。
ただ、色が褪せてきてしまったり、かさつきが出てきてしまったりします。
プリザーブドフラワーもドライフラワーも、元々は本物のお花。
生花が少しずつ枯れていってしまうのと同じように、どちらも永遠に綺麗に楽しめるわけではないのです。
そのため、少しでも長持ちして綺麗な状態を楽しめるように、ぜひ下記のように保存してほしいと思います。
・直射日光を避けて飾る
これは、紙であっても同じですよね。
長期間、直射日光など強い光りにさらされていた紙も日焼けしてきます。
お花も同じなのです。
デリケートなお花たちは、なおその影響を受けやすいので、直射日光のあたる場所には飾らないでください。
・高温多湿を避けて飾る
お花は、湿度の影響を受けます。
色褪せやプリザーブドフラワーから着色剤が浮き出てしまうなどの影響もあります。
できるだけ涼しい場所で、湿度の低いところに置くようにしてください。
・水は厳禁
プリザーブド、ドライフラワーどちらも水濡れは厳禁です!
お花を傷める原因となるますので、水揚げや雨などには十分注意してください。
また、手が濡れている状態で触るのもNGです。
お花を贈る際の選び方
プリザーブドフラワーとドライフラワーにはそれぞれいいところがあります。
それぞれの特徴を踏まえて、どのようにフラワーギフトを選んだら良いのでしょう。
予算で選ぶ
同じ¥3000と言えど、プリザーブドフラワーとドライフラワーでは、出来上がった際にボリューム感も異なります。
その上でどのくらいの大きさのどんな雰囲気でなどと細かいことを決めていっても良いと思います。
長く飾ること重視
長く飾ることを重視するなら【プリザーブドフラワー】がオススメです。
理由は上記で説明した通り、ドライフラワーよりも高くなることも考えられますが、その分長期的に楽しめます。
用途で選ぶ
《結婚祝い》
・リース
・スワッグ
・花時計
など
《新築祝い・開店祝い》
・ハーバリウムオートディスペンサー
・花時計
など
《母の日・誕生日・クリスマスなど》
・ダイヤモンドクロックやハーバリウムクロックなど小さめ花時計
など
《出産祝い》
・フォトフレームアレンジメント
・ハーバリウムオートディスペンサー
など
《卒業・退職関係》
・フォトフレームアレンジメント
・ハーバリウムボールペン
・花時計
・花束
など
上記の用途でオーダーいただくことが多いものをピックアップしてみました。
一部のものになりますので、参考までにお考えいただければ幸いです。
雰囲気で選ぶ
ドライフラワーは、そのナチュラルな雰囲気がとても人気ですよね。
色鮮やかなものもありますし、こちらも種類が豊富です。
プリザーブドフラワーも特にバラは一言にピンクと言っても、濃いピンク淡いピンク、モーブ系のピンクなど本当にたくさんの種類があります。
どんな雰囲気でどんなデザインのものが良いのか、贈られる方のイメージに合わせてお選びいただくことも楽しいですね。
飾り方で選ぶ
フラワーアレンジメント・ブーケ・スワッグ・リースなど今は本当にたくさんのフラワーアイテムがあります。
壁掛けなのか卓上なのか、花瓶に飾るのか、お相手の状況に合わせても良いかもしれませんね。
例えば、賃貸で壁に穴をあけることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
そういった場合は、スワッグやリースより、フラワーアレンジメントや花瓶用の花束などが良いと思います。
フラワーアレンジメントなどは場所を取る場合もあります。
長期的に飾れる分あまり場所を取らずに飾ってほしい時には、スワッグやリースも良いと思います。
まとめ
プリザーブドフラワーだからできること、ドライフラワーだからできるナチュラル感。
どちらも捨てがたいものがありますよね。
贈られる方が喜びそうだなと思うもの、贈る方の思いが伝わるもの、これから先の未来にあったら良いなと思うものをお選びいただくことが一番だと思います。
ぜひ、お気持ちに正直にこれからのギフト選びを楽しんでください。
当店では、ご予算に合わせたデザインの検討や商品のご相談、カラー変更なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。